猫とワタシ

今の気分はこの一冊

難しい書評はできません。気分で読む本決めて、感じたことだけ。

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振り返り


こんにちは。突然ですが、
このブログを終了させて頂きます。

理由は色々あるのですが、
一番は読書メーターを始めたことです。

読書メーターを始めた頃は、
感想欄の文字制限が結構疎ましく、
ブログで余すところなく書きたいと
思っていた私は、ずっと併用して
いこうと思っていたのですが、
最近はその文字制限にもすっかり
慣れてきました。

そして、ブログよりも他の読者さんとの
コミュニケーションが気軽にできる点が
かなり楽しくなってきていました。

約一年半という短い期間でしたが
見てくださった方がいらっしゃいましたら
ありがとうございました。


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この記事のみを表示する「交換殺人には向かない夜」東川篤哉

ミステリ


寝違えたようで首が左に曲がりません。
痛いよー(笑)。

さて、烏賊川市シリーズ第4弾の
「交換殺人には向かない夜」読了。
著者は東川篤哉氏。

内容情報(BOOKデータベースより)
不倫調査のため、使用人を装い山奥の
邸に潜入した私立探偵・鵜飼杜夫。
ガールフレンドに誘われ、彼女の友人の
山荘を訪れた探偵の弟子・戸村流平。
寂れた商店街で起こった女性の
刺殺事件の捜査をおこなう刑事たち。
無関係に見えた出来事の背後で、
交換殺人は密やかに進行していた…。
全編にちりばめられたギャグの裏に
配された鮮やかな伏線。傑作本格推理。

本格ユーモアミステリで、中核は交換殺人
もの。前作までのユーモアセンスは健在で
プロットはレベルアップ。三次元中継的に
話が進んでいきますが、違和感を感じ
つつもかなりの捻り具合で完敗でした!

こういうプロットはよくあって、流れが
断ち切られて回りくどく感じることが
多々あるんだけど、そうならないのは
やっぱり登場人物たちのユーモアな
会話の為せる技なんだろうなぁ。

シリーズが進むにつれてレギュラー
メンバーが増えていったり、互いの
関係が(恋愛も含めて)変わって
いったりするのも、シリーズならではで
魅力的ですね。



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この記事のみを表示する「完全犯罪に猫は何匹必要か?」東川篤哉

ミステリ

現在都内の花展に作品を出品している。
家族や友人が足を運んでくれて
とっても嬉しい^^

さて、烏賊川市シリーズ第3弾の
「完全犯罪に猫は何匹必要か?」読了。
著者は東川篤哉氏。

内容情報(BOOKデータベースより)
『招き寿司』チェーン社長・豪徳寺豊蔵が
破格の金額で探偵・鵜飼杜夫に愛猫の
捜索を依頼した。その直後、豊蔵は
自宅のビニールハウスで殺害されて
しまう。なぜか現場には巨大招き猫が
おかれていて!?そこでは十年前に
迷宮入りした殺人事件もおきていた。
事件の鍵を握るのは“猫”?
本格推理とユーモアの妙味が、
新しいミステリーの世界に、読者を招く。

まさに本格ユーモアミステリ!本格では
お馴染みの地味な捜査や取り調べの場面、
問題点の項目羅列などが抜群のユーモア
センスで非常に読みやすくなっています。
伏線が分かりやすく提示されてるので
トリックは予想がついたかな。そこがまた
程よくアハ体験できて楽しめるポイント
なのかも。

でも一番良かったのは終わり方かなぁ。
今回、かなり終盤まで、犯人の影が
とっても薄いなぁーと思いながら読んで
いましたが、最後まで読むと、なんとなく
そういう構成にした理由が分かったような
気がしました。

三毛猫や招き猫についても勉強できて
楽しかったです 。

このシリーズは近々制覇するぞー



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この記事のみを表示する「時限病棟」知念実希人

ミステリ

先日、銀座のマリアージュフレールで
友達と新年会をしました。豪華客船を
思わせる素敵なティールームで
紅茶とスコーンの優雅なティータイム。
心を許せる友達との時間は本当に
かけがえのないものです。

さて、知念実希人氏「時限病棟」読了。

内容紹介(amazonより)
タイムリミットは6時間。脱出できるのか
最速一気読み! 究極のどんでん返し!!
目覚めると、彼女は病院のベッドで
点滴を受けていた。なぜこんな場所に
いるのか? 監禁された男女5人が、
拉致された理由を探る……。
ピエロからのミッション、手術室の男、
ふたつの死の謎、事件に迫る刑事。
タイムリミットは6時間。謎の死の真相を
掴み、廃病院から脱出できるのか!?
大ヒット作『仮面病棟』を凌ぐスリルと
サスペンス。 圧倒的なスピード感。
衝撃の結末とは。 医療ミステリーの
超傑作、文庫書き下ろし! 累計60万部
突破の「病棟シリーズ」最新刊。


前作より謎解き部分に捻りをいれて
あって面白かったです。まぁ、それでも
犯人分かっちゃったけど(笑)。
あの舞台装置を逆にそういう風に
使いますか!という意外性は、特に
前作を読んでいる読者に向けられての
トリックで、遊び心に溢れているなぁと
感じました。

リアル脱出ゲームという設定は緊張感と
スピード感を演出していますね。
焦燥感の中で誰一人として好感の
持てる登場人物がいないのも、
ハラハライライラさせてくれます(笑)。

ピエロの暗号やヒントが絵になって
いるので視覚でも楽しく読み進める
ことができた。医療行為の描写部分は
ちょっと苦手でしたが、さすが筆者が
お医者様だけあるって感じですね。





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この記事のみを表示する「犬神家の一族」横溝正史

ミステリ

今週末は、都内の大きな花展に
出品をするので、今から準備など
することが様々にあります。
なんとか、無事に、終えることが
できますように…☆

横溝正史氏「犬神家の一族」読了。
ご存じ、金田一耕助シリーズ。

内容紹介(amazonより)
信州財界一の巨頭、犬神財閥の
創始者犬神佐兵衛は、血で血を洗う
葛藤を予期したかのような条件を
課した遺言状を残して他界した。
血の系譜をめぐるスリルと
サスペンスにみちた長編推理。

舞台設定や雰囲気が百点満点でしたが、
動機が弱かったかなぁ。特に終盤では、
登場人物の心情が理解しがたいものが
多々あり、読んでいる途中のワクワクと
対比して読了感の物足りなさは否めない。
そもそもこれ殺人する必要あったかぁ?
的な結末にびっくり(笑)。

ミスリードを誘う構成も甘さが目立ち、
ある程度犯人の予想がつきやすいかと。
トリックは本格らしくて悪くない。内容が
内容だけに賛否両論ありそうだけど。

なんにせよ、色々な甘さを全て補って
まだ余りある程の世界観を作り上げた
点が、やはりこの作品の一番の
素晴らしさだと感じました。

(表紙はこれではありません。
 これだったら買えなかったかも…)

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この記事のみを表示する「夜歩く」横溝正史

ミステリ

横溝正史氏「夜歩く」読了。

私こと屋代寅太は、友人からの相談を
受け、旧家の屋敷に赴くことになった。
そこでは、夢遊病や佝僂病、そして
異様な男女関係などが因縁深く
渦巻いていた。不穏な空気の中
次々と殺人事件が。首なし死体、
持ち出すことが不可能なはずの
凶器、アリバイの壁。事件は
膠着状態になるが、中盤から
金田一耕助も現れて、いよいよ
真相に迫っていくが…

途中まで犯人簡単だなぁーなんて
思いながら読んでいたら、はい、
すっかり惨敗しました(笑)。
ミステリではもはやド定番中の
ド定番「首なし死体」ですが、
いやぁー本当に色々パターンが
あるんですねぇ。

トリックも、Aという問題に見せかけて
実態はBの問題だった的なトリックが
幾重にもなっており華麗過ぎます。

戦後まもなくという混沌の時代だった
からこその舞台設定も手伝って、
全体的に妖艶で怪奇な雰囲気。
最後まで読むと、金田一耕助の
登場のタイミングが計算され
つくされていることが分かる、
圧巻の構成力でした。

騙されるのって楽しい!



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この記事のみを表示する「奇面館の殺人」綾辻行人

ミステリ


池袋西武Loftで開催中のふなっしー
特設コーナーに行ってきました^^
また色々買ってしまった(笑)

さて、久々の館シリーズ
「奇面館の殺人」読了。
上下巻にわかれています。

内容情報(BOOKデータベースより)

上巻
奇面館主人・影山逸史が主催する
奇妙な集い。招待された客人たちは
全員、館に伝わる“鍵の掛かる仮面”
で顔を隠さねばならないのだ。
季節外れの大雪で館が孤立する中、
“奇面の間”で勃発する血みどろの
惨劇。発見された死体からは何故か
頭部と両手の指が消えていた!
大人気「館」シリーズ、待望の最新作。

下巻
関係者の大半が仮面を被らされ、
素顔が見えない!前代未聞の
異様な状況に疑心暗鬼が渦巻く中、
名探偵・鹿谷門実が解き明かす
「奇面館の秘密」の数々。果たして
真相はどこに!?本格ミステリの
醍醐味に満ちた、圧倒的迫力の
推理&解決編。名手・綾辻行人が
技巧の限りを尽くし、読者を
未曾有の驚愕へと誘う。

久しぶりの館シリーズに終始
ワクワクが止まりませんでした。
平面図にもニヤリとしてしまいます。
構成は、事件の発生時系列順に
進んでおり至ってシンプル。
語り手は幾度か変わっています。
上巻では犯人の目星はつけられず。

登場人物のほとんどが仮面を
被っているのは、読む前から
タイトルで容易に想像できた為
どうやって謎解きをおもしろくする
んだろうと思いながら読み始め
たけど、なるほどそうきたか!
という感じ。今回も随所に伏線
張られてるんだろうなぁーと感じ
ながらも、かなりの終盤までその
正体が掴めませんでした。

下巻はほぼ鹿谷探偵の仮定と
可能性否定作業の繰り返しでしたが
文章が読みやすいので苦にもならず
サクサク読めました。後半の謎解き
部分はドキドキしっぱなし。しかし、
犯行の動機といい、手順といい、
その結果といい、このシリーズに
してはかなりあっさりしていた印象。

読了感は…「えっ?は?ええー?!
あっはっはっ!」と驚きからの笑うしか
ない、と言った感じ(笑)。久々に
予想の遥かに斜め上をいかれました。

まぁなんにせよ、鹿谷探偵が生き生きと
活躍しているところがみれて大満足!
最後の最後に、細かい伏線もしっかり
回収しきってくれてスッキリしました!







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ジャンル:本・雑誌

この記事のみを表示する「密室に向かって撃て!」東川篤哉

ミステリ


夫が本厄なので厄払いに行った。
ついでに自分も身体健康祈願を。
今年一年二人とも元気に毎日を
過ごせますように…☆

さて、東川篤哉氏の烏賊川市シリーズ
第二弾「密室に向かって撃て!」読了。

内容情報(BOOKデータベースより)
烏賊川市警の失態で持ち逃げされた
拳銃が、次々と事件を引き起こす。
ホームレス射殺事件、そして名門・
十乗寺家の屋敷では、娘・さくらの
花婿候補の一人が銃弾に倒れたのだ。
花婿候補三人の調査を行っていた
“名探偵”鵜飼は、弟子の流平とともに
密室殺人の謎に挑む。ふんだんの
ギャグに織り込まれた周到な伏線。
「お笑い本格ミステリー」の最高峰。

面白かったです!徹底したキャラクターの
確立とギャグ的掛け合い、本格らしい
謎解き場面、伏線をしっかり回収する
プロット。シリーズ2作目にしてかなりの
完成度です。

犯人は意外と目星がつけ易いので
「誰が」より「どうやって」に謎の重きが
ありました。ここが次作も読みたいと
思わせる上手さなのかも。

1作目の登場人物がレギュラー化
していて、少しずつ世界が広がって
いる感じも好感が持てました。

何より、久々に解けそうで微妙に
解けない調度いい具合の謎に出会い
あーでもないこーでもないと頭を
悩ますことができて純粋に
楽しかったです^^

近々第三弾も読んでみようっと^^




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この記事のみを表示する「星の王子さま」サン=テグジュペリ/池澤夏樹訳

小説(ミステリ以外)

先月、内藤あいさ訳「星の王子さま」
読了しましたが、こちらの訳が
しくじり先生でオリラジあっちゃんが
紹介していた内容だったので購入。

内容情報(BOOKデータベースより)
沙漠の真っ只中に不時着した飛行士の
前に、不思議な金髪の少年が現れ
「ヒツジの絵を描いて…」とねだる。
少年の話から彼の存在の神秘が
次第に明らかになる。バラの花との
諍いから住んでいた小惑星を去った
王子さまはいくつもの星を巡った後、
地球に降り立ったのだ。
王子さまの語るエピソードには沙漠の
地下に眠る水のように、命の源が
隠されている。生きる意味を
問いかける永遠の名作の新訳。

内藤さん訳の方は挿絵がカラーで
表紙にもトレーシングペーパーの
カバーがついていたりと、お値段
少し高い分装丁に凝っていましたが、
こちらは挿絵がすべてモノクロです。
おそらくハードカバータイプも出版
されているので、そちらはカラー
なのかな、と推察。

翻訳は池澤さん訳の方が好みでした。
特に王子さまがバラの真実について
語る口調は、もうこれ以上の訳は
生まれてこないんじゃないかと思う程に
胸が熱くなりました。

愛する人をもっと愛したくなる、
何度でも出会いたい本です。
訳者あとがきも嬉しい。

感想は前回と同じですので、以下に
そのまま記載しておきます。



人それぞれどんな心理状態の時に
読むのかで受け取ることが異なりそう。
それはこの小さな物語の中で、多くの
真実が語られているからなんだと
思いました。だからきっと、人は何度
でもこの本に出会うんだと思います。

誰でも愛し愛されて心優しく生きて
いけたらそれが理想なんだろうけど、
お金や仕事や見栄や驕りで一番
大切な物を見失ってしまうんです
よね。大人になればなるほど、
単純で重要なことよりも、複雑
で不必要なものに振り回されて
しまうのかもしれません。

この寓話が名作として長く人々から
愛され読み続けられているのも納得
ですよね。挿絵の優しい色合いと
描線がこの本の世界観をさらに
温かいものにしてくれています。

終わり方はとてもさみしいです。
でも、絶対に誰もが避けて通れない
道なんですよね。さみしくて悲しくて
それでも過去に抱いた優しさや
幸せを胸に生きていかなきゃ
いけないのが人生なのでしょう。。




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テーマ:今日の一冊
ジャンル:本・雑誌

この記事のみを表示する「白光」連城三紀彦

ミステリ


今年は正月休みが少なくて悲しい。
1月4日から仕事って!まったく
気が利かないカレンダーだ(笑)。

さて、連城三紀彦「白光」読了。

内容情報(BOOKデータベースより)
ごく普通のありきたりな家庭。夫がいて
娘がいて、いたって平凡な日常ーの
はずだった。しかし、ある暑い夏の日、
まだ幼い姪が自宅で何者かに殺害
され庭に埋められてしまう。この殺人
事件をきっかけに、次々に明らかに
なっていく家族の崩壊、衝撃の事実。
殺害動機は家族全員に存在していた。
真犯人はいったい誰なのか?
連城ミステリーの最高傑作がここに。

登場人物の独白形式で進む。
十人いれば十の事実があるわけで、
同じものを見ていても全く違う景色が
見えているのかもしれない。そんな
人間心理が精緻に描かれてる。

が、面白かったかと問われると微妙。
とにかく読了感悪し。被害者の幼女の
周囲の大人達が漏れなく利己的で
彼女が不憫すぎる。

でも実際大人は基本利己的な生き物
だし、そのせいで子供が犠牲になる
事件は現実にも溢れていることに
鑑みれば、世の中の縮図として
小説世界で存在させるのはアリかも。

幼女が家族の問題を浮き彫りにする
ための道具に見えてしまう設定には
拒否反応多そうですが。

うーん、新年一冊目としてはあまり
ふさわしくなかったかな?



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テーマ:今日の一冊
ジャンル:本・雑誌

この記事のみを表示する12月&2016年の読書振り返り

振り返り

遅くなりましたが、12月の振り返りです。

実用・教養 0冊
ミステリ 9冊
小説(ミステリ以外) 4冊
絵本・漫画 1冊
合計 14冊

今月は金田一耕助シリーズに着手。
今のところハズレはなしと言った感じ。
有栖川先生の火村&アリスシリーズの
最新文庫も読めたし、かなり満足度の
高い師走となりました^^

12月のベスト3
・ 「本陣殺人事件」横溝正史
・ 「怪しい店」有栖川有栖
・ 「星の王子さま」サン=テグジュペリ/内藤あいさ訳


2016年は小説100冊を目標にしていて
ぎりぎり12月31日に100冊目を読了!
途中会社の勉強などがありなかなか
思うように冊数が進まない時期が
ありましたが、なんとか達成できて
良かったです!

2017年も小説100冊が目標です。
決して早いペースではありませんが
マイペースに読書を楽しめたらいいな。

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この記事のみを表示する「獄門島」横溝正史

ミステリ

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
昨日読了した「獄門島」の感想です。

内容紹介
獄門島――江戸三百年を通じて
流刑の地とされてきたこの島へ
金田一耕助が渡ったのは、復員船の
中で死んだ戦友、鬼頭千万太に
遺言を託されたためであった。
『三人の妹たちが殺される……
おれの代わりに獄門島へ
行ってくれ……』
瀬戸内海に浮かぶ小島で網元
として君臨する鬼頭家を訪れた
金田一は、美しいが、どこか
尋常でない三姉妹に会った。
だが、その後、遺言通り悪夢の
ような連続殺人事件が! トリックを
象徴する芭蕉の俳句。後世の
推理作家に多大な影響を与え、
今なお燦然と輝く、ミステリーの
金字塔! !

痺れました!孤島、閉鎖社会の因習、
美人三姉妹、本家と分家の権力争い等
舞台設定に加えて戦後という時代背景。
そしてちょっと頼りなさげだけど人情味に
溢れここぞという時は名探偵ぶりを
発揮する金田一耕助という愛すべき
キャラクター。

変にプロットをこねくりまわしている
わけではなく、シンプルなのに謎は
複雑で完成度が高いです。
奇々怪々とした現場の状況もその
理由もミステリ好きにはたまりません。
しかし動機が半端ないですね。
考えても現代人には分かりません(笑)。

でもエピローグでの金田一さんの
感情は充分寄り添うことができました。



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テーマ:今日の一冊
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この記事のみを表示する「ふがいない僕は空を見た」窪美澄

小説(ミステリ以外)


感想連投です。目標冊数まで
あと1冊なので、怒涛の読書。

窪美澄氏「ふがいない僕は空を見た」
を読了。

内容情報(BOOKデータベースより)
高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と
週に何度かセックスしている。やがて、
彼女への気持ちが性欲だけではなく
なってきたことに気づくのだがー。
姑に不妊治療をせまられる女性。
ぼけた祖母と二人で暮らす高校生。
助産院を営みながら、女手一つで
息子を育てる母親。それぞれが
抱える生きることの痛みと喜びを
鮮やかに写し取った連作長編。
R-18文学賞大賞、
山本周五郎賞W受賞作。

目次(BOOKデータベースより)
ミクマリ
世界ヲ覆フ蜘蛛ノ糸
2035年のオーガズム
セイタカアワダチソウの空
花粉・受粉

初読み作家さんでした。「生」について
考えさせられる5編の連作小説ですかね。

冒頭の露骨で執拗な性描写さえクリア
できればあとは一気読みできるかと。
入口と出口でこれ程違う印象を与える
小説も珍しいですね。

お産のシーンやそれに向き合う
助産師さんの心理描写が純粋で
なかなか良かったです。考える
余地が読者にゆだねられている
感じがして。

痴呆の祖母と二人暮らしの男子
高校生の話が一番切なかった。
大人の事情で若者がなすすべなく
貧困で苦しむ姿に胸が痛くなります。

生活環境や性格や性癖など、
厄介なモノを抱えながら生きて
いくのが人生なんですね。
登場人物の誰にも結末が描かれて
いないところがより話をリアルに
近づけている気がしました。



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この記事のみを表示する「三つ首塔」横溝正史

ミステリ


今年も残すところ1日半!
目標冊数100冊をぎりぎりで
クリアできそうです^^

さて、横溝正史氏「三つ首塔」読了。
ご存じ金田一耕助シリーズ。

内容紹介(データベースより)
少女時代に両親をなくし、伯父宅に
引き取られた音禰に、遠縁の玄蔵老人
からの遺産、それも百億円相続の話が
まい込んできた。が、それには見知らぬ
謎の男との結婚が条件という。思いも
かけない事態にとまどう音禰の周辺で
次々と起きる殺人事件。おびただしい
血が流された魔の惨劇の根元は、
玄蔵が三人の首を供養するために
建てた“三つ首塔"に繋がっていた。

主人公の手記形式で話が進みます。
私は結構手記系好きなのであっと
いう間に読了できました。本格ミステリ
というよりノンストップサスペンス。

情交シーンが多かったけど、言葉が
過激じゃないのに妙に艶っぽく感じ
させる筆致はすごいですね。

金田一耕助さんの活躍っぷりは
あまり詳細がなく物足りない感じも。
でも主人公からみた金田一さんの
描かれ方が少しずつ変わっていく様や、
落としどころを心得た構成にはかなり
好感持てました。

終盤での決め台詞?には多くの読者が
ニンマリしてるというのも納得!あんな
かっこいいキャラだったっけ?(笑)
終わり方も個人的には大好きでした。



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この記事のみを表示する「怪しい店」有栖川有栖

ミステリ


やっと仕事納め!うれしい!
この一年は新しいことに挑戦したり、
結構充実していた気がします。

有栖川有栖氏「怪しい店」読了。

内容情報(出版社より)
推理作家・有栖川有栖は、盟友の
犯罪学者・火村英生を、敬意を持って
こう呼ぶ。「臨床犯罪学者」と。
骨董品店〈骨董 あわしま〉で、店主の
左衛門が殺された。生前の左衛門を
惑わせた「変な物」とは。(「古物の魔」)
ほか、美しい海を臨む理髪店で火村が
見かけた、列車に向かいハンカチを
振る美女など、美しくも恐ろしい「お店」を
巡る謎を、火村と有栖の名コンビが
解き明かす。火村英生シリーズ、
珠玉の作品集が登場。

久々の火村&作家アリスシリーズ!
いやぁーやっぱり面白いですね。
「店」がテーマの短編集で、ミステリ
自体も2人の相変わらずな会話も存分に
堪能できました!

TVドラマの原作になった話は倒叙モノで、
構成や筆致そして幕引きまでかなりの
面白さで、この短い中によくぞこれまで!
と感嘆するほどの秀作でした。

他にも殺人事件ではなく日常に起きた
謎系ミステリや、ザ・本格ミステリなど、
様々に味付けされた作品が楽しめました。
本シリーズはテーマを絞った短編集が
他にもありますが、その中でも
お気に入りの一冊になりました。





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この記事のみを表示する「首折り男のための協奏曲」伊坂幸太郎

ミステリ


最近母の体調が芳しくなくて元気がない。
心配だ。冬は色々と気を付けないとね。

さて、伊坂幸太郎氏「首折り男のための
協奏曲」を読了。夫から拝借しました。

内容情報(出版社より)
被害者は一瞬で首を捻られ、殺された。
殺し屋の名は、首折り男。テレビ番組の
報道を見て、隣人の“彼”が犯人では
ないか、と疑う老夫婦。いじめに遭う
高校生は“彼”に助けられ、幹事が欠席
した合コンの席では首折り殺人が話題
に上る。一方で、泥棒・黒澤は恋路の
調査に盗みの依頼と大忙し。二人の
男を軸に物語は絡み、繋がり、やがて
驚きへと至る!伊坂幸太郎の神髄、
ここにあり。

元々バラバラに書いた短編を加筆して
まとめただけあって各話の繋がりは
緩かった。前半は「あぁいつもの感じ
だなぁ。最後までこんな感じだと
辛いなぁ」と思いましたが、中盤に
この短編集のコンセプト的なものが
明らかになったあたりからグッと
惹きこまれ以降は内容も様々で
面白く最後まで一気に読めました。

伊坂ファンにはお馴染みの黒澤も
登場しててニヤリ。

「天網恢々疎にして...」を文字った
言葉が妙に的を射ているなーと
感心してしまう。悪いヤツが天罰
食らう話なんて普通に気分が
いいよね(笑)。

「月曜日から逃げろ」が特に秀逸でした。



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この記事のみを表示する「壁抜け男の謎」有栖川有栖

ミステリ

ドラマ「逃げ恥じ」が終わってしまった。
毎週楽しみだったのに、寂しくなるなぁ。
今期は相棒も微妙だし、1月からの
新しいドラマに期待したい。また
火村&アリス復活しないかなー。

さて有栖川有栖「壁抜け男の謎」読了。

内容情報(BOOKデータベースより)
富豪の屋敷から名画が盗まれた。
しかし屋敷内に作られた迷路の中に
絵を残し、犯人だけが消失した!?
(「壁抜け男の謎」)小説家に監禁
された評論家。かつては酷評して
いたが、最近は誉めていたのに。
なぜこんなことを?(「屈辱のかたち」)
犯人当て小説から、敬愛する作家への
オマージュ、近未来小説、官能的な
物語まで。色彩感豊かな「16」の
物語が貴方を待つ。有栖川有栖の
魅力を満載した、傑作作品集。

目次(BOOKデータベースより)
ガラスの檻の殺人
壁抜け男の謎
下り「あさかぜ」
キンダイチ先生の推理
彼方にて
ミタテサツジン
天国と地獄
ざっくらばん
屈辱のかたち
猛虎館の惨劇
Cの妄想
迷宮書房
怪物画趣味
ジージーとの日々
震度四の秘密
恋人

読者への挑戦状付きミステリ、
時刻表トリックミステリ、金田一耕助の
オマージュ作品、SF作品、SF的ミステリ、
官能小説...。多種多様な短編と掌編が
収録されています。掌編は続くとやっぱり
入り込む余地がないので若干疲れました。

でも、何気に最後の官能小説「恋人」の
衝撃が一番だったかも!有栖川先生が
これを書いたというのも一因だし、
とにかくフェチズムのエッジが利きすぎて
かなり衝撃が大きかったです。ミステリは
どれもさすがのクオリティでした。

にしても、難しい漢字がたくさん出てきて
勉強不足を痛感しました。 ファンとしては
おさえておいてもいいかなー。でも、
初読者さんにはお勧めできない一冊。




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この記事のみを表示する「金田一少年の1泊2日小旅行(3)」天樹征丸/さとうふみや/あわ箱

絵本・漫画

今日は私の誕生日。41歳です。
おめでとうわたし!!

「金田一少年の1泊2日小旅行(3)」
読了しました。

内容紹介(Bookデータベースより)
金田一はじめは名探偵の祖父から
推理力を受け継いだ天才少年!
だが、推理力よりも強いすけべ心を
持つ男でもあった! 幼なじみの美雪と
西へ東へ1泊旅行! 行く先々では
クセ者だらけの事件関係者が
待ち受ける! 原作者もお気に入りの
金田一スピンオフコメディ!

電車で読んで失敗しました!
くだらなすぎるけど面白すぎて
吹きました(笑)。
マスクしてて助かった...。

原作への愛と清らかな下ネタ
いっぱい詰まった金田一少年
ファンにはたまらない一冊ですね。と
にかく登場人物のほぼ全員が
変態という正統派下ネタギャグ漫画。
天城先生とさとう先生の懐の深さに
心温まるレベルです。

でもこれで完結なの?寂しいですー。
結構懐かしい事件とかもあって、
ああこういう人いたいたー!って
思い出しながら読むの好きだったのに。
またどこかで会いたいですね、
もうひとつの金田一少年の世界。




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この記事のみを表示する「最後の命」中村文則

ミステリ

今年も残りわずか。小説を
100冊読みたいという目標を
なんとか達成できそう。

さて中村文則「最後の命」読了。

内容情報(BOOKデータベースより)
最後に会ってから七年。ある事件が
きっかけで疎遠になっていた
幼馴染みの冴木。彼から
「お前に会っておきたい」と唐突に
連絡が入った。しかしその直後、
私の部屋で一人の女が死んで
いるのが発見される。疑われる私。
部屋から検出される指紋。それは
「指名手配中の容疑者」である
冴木のものだと告げられー。

薄い本なのに内容が濃かったです。
結局重罪(殺人や魂の殺人)に見合う
罰なんてこの世に存在しないんだな
と思った。命の価値については
明言し難いものがありますね。
人間の命の重さは皆同等なんで
しょうけど、例えば自分の家族を
損なった仇の命と、亡くしたその
家族の命を同等と思えるか?と
問われたら絶対に思えないし。

その他にもトラウマとどう向き合うか、
反社会的性癖を持ってしまったら
どうすべきか、等様々なテーマが
盛り込まれていたが、自分には
あまりに縁がないので思考は深く
ならず。そんな自分に少しほっと
しているのも事実です。




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この記事のみを表示する「本陣殺人事件」横溝正史

ミステリ


いやぁー本格的に冬の寒さに
なってきましたね。

横溝正史「本陣殺人事件」読了。

内容紹介(BOOKデータベースより)
江戸時代からの宿場本陣の旧家、
一柳家。その婚礼の夜に響き渡った、
ただならぬ人の悲鳴と琴の音。離れ
座敷では新郎新婦が血まみれに
なって惨殺されていた。枕元には
家宝の名琴と三本指の血痕の
ついた金屏風が残され、一面に
降り積もった雪は、離れ座敷を
完全な密室にしていた……。
アメリカから帰国した金田一耕助の
初登場の作品となる表題作ほか
「車井戸はなぜ軋る」「黒猫亭事件」
二編を収録。

とっても面白かったです!探偵が
魅力的に描かれていることが
ミステリでは大切だと改めて実感。
事件はドロドロなのに金田一さんが
出てくると思わずクスッと笑って
しまいます。

文章が非常に読みやすく構成も
素晴らしいのでサクサク読めます。
事件の全容はどれも複雑怪奇で
太刀打ちできませんでした。
トリックは蓋を開けてみれば
シンプルなんですけどねぇ。
雰囲気に負けちゃうのかしら。

戦争前後の動乱や旧体制の
価値観が動機や犯行そのものに
色濃く反映されていて、それを
考えると発表当時に読んだ
人たちより、現代社会に生きる
私達の方が驚きが大きいかも
しれませんね。

シリーズ読破目指そうかな。。



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この記事のみを表示する「植物図鑑」有川浩

小説(ミステリ以外)


最近鍋を使わず電子レンジでできる
ジャム作りにはまっています。
家族におすそ分けなどすると
喜ばれるので拍車がかかっちゃって。

さて、有川浩さん「植物図鑑」読了。
母の本棚から拝借しました。

内容情報】(BOOKデータベースより)
お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。
咬みません。躾のできたよい子ですー。
思わず拾ってしまったイケメンは、家事万能の
スーパー家政夫のうえ、重度の植物オタク
だった。樹という名前しか知らされぬまま、
週末ごとにご近所で「狩り」する風変わりな
同居生活が始まった。とびきり美味しい
(ちょっぴりほろ苦)“道草”恋愛小説。
レシピ付き。

超甘口恋愛小説でした。初出は携帯小説
だったからか、文章も内容も完全に若者
向けでしたね。若い頃に読みたかった。
そうすればもっと単純に胸キュンできたかも。

なんの前情報もなく読み始めたのですが、
いきなり「僕を拾ってください」って始まり方を
するし、イツキ君があまりに完璧すぎるのも
手伝って、途中まではSFなの?と本気で
思ってしまいました(笑)。はぁ。。どこへ
行ってしまった私のピュア。。

とは言え後半の展開やカーテンコールは
楽しめたし、泣かしどころでは漏れなく
泣かされてしまいました。

たまーーーーにはこういうのもいいかも。




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この記事のみを表示する「高い城の男」フィリップ・K・ディック

小説(ミステリ以外)


フィリップ・K・ディック「高い城の男」
読了。

内容情報(BOOKデータベースより)
アメリカ美術工芸品商会を経営する
ロバート・チルダンは、通商代表部の
田上信輔に平身低頭して商品の説明を
していた。ここ、サンフランシスコは、
現在日本の勢力下にある。第二次
大戦が枢軸国側の勝利に終わり、
いまや日本とドイツの二大国家が
世界を支配しているのだ--。
第二次大戦の勝敗が逆転した世界を
舞台に、現実と虚構との微妙な
バランスを緻密な構成と迫真の
筆致で書きあげた、1963年度
ヒューゴー賞受賞の最高傑作。

所謂パラレルワールドものですね。
今更ながらドイツと手を組んだ当時の
軍事国家日本の史上最悪の選択に
嫌悪感を抱きました。正気の沙汰では
ありませんよね。結局勝っても負けても
日本にとっては地獄だったと思います。

また、女性の私としては、終盤で
ジュリアナが自分を追い込む描写が
あまりに痛々しく、思わず目を逸らして
しまいました。戦争によって女性は
平常時よりも自分の性を危険に
晒されることを改めて痛感しました。

欲を言えば登場人物一覧が
欲しかったですかねぇ。カタカナの
名前がたくさんで覚えられない(笑)。
基本的な歴史の知識も読者には
必要とされますね。



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この記事のみを表示する「そして誰もいなくなる」今邑彩

ミステリ

今年の生け花の研究会が無事に
終わりました。今年も生け花を
続けられたことに感謝です。

さて「そして誰もいなくなる」読了。
今邑彩さん初読みです。

内容情報(BOOKデータベースより)
名門女子校の式典の最中、演劇部に
よる『そして誰もいなくなった』の
舞台上で服毒死する役の生徒が
実際に死亡。上演は中断されたが、
その後も部員たちが芝居の筋書き
通りの順序と手段で殺されていく。
次のターゲットは私!?部長の
江島小雪は顧問の向坂典子とともに
姿なき犯人に立ち向かうが…。
戦慄の本格ミステリー。

アガサ・クリスティの『そして誰も
いなくなった』は読了しているの
ですが、それを上手に程よく利用
していると感じました。

原作の結末とは違った驚きを与え
ようとプロットはかなり挑戦的に
練られていると思いましたが、
最後の最後でちょっと軸がぶれた
感が否めなかったのは残念でした。

裁かれざる犯罪は..みたいに重い
テーマを持たせるには事件の
性格が少し不釣り合いだった印象。
とは言え、設定が面白く文章も
読みやすかったので、気楽に
楽しめるミステリで満足でした。

他の本も読んでみたいですね。



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この記事のみを表示する「沈黙の春」レイチェル・カーソン

実用・教養


「沈黙の春」を読了しました。

内容情報(BOOKデータベースより)
自然を破壊し人体を蝕む化学薬品。
その乱用の恐ろしさを最初に告発し、
かけがえのない地球のために、
生涯をかけて闘ったR・カーソン。
海洋生物学者としての広い知識と
洞察力に裏付けられた警告は、
初版刊行から四十数年を経た今も、
衝撃的である。人類は、この問題を
解決する有効な手立てを、いまだに
見つけ出してはいないー。歴史を
変えた20世紀のベストセラー。
待望の新装版。

かなり重い内容でした。
途中気分が悪くなって読む手が
止まってしまいましたが…

人間が化学薬品を手に入れてから、
どれ程傍若無人に自然を破壊して
きたか、どれ程の生命を奪ってきたかを
膨大な研究データによって示しています。
鳥や小動物が薬品で変死した時の描写が
とにかく辛い。また薬品によって生態系が
破壊されていく構造が土・水・森と章を
分けて詳細に語られています。

地球と人類の行方を、時の役人など
ほんの一握りの人間が目先の利益を
優先に決定し実行し、負の遺産として
現在や未来まで子孫に残したことを
思うと、その傲慢さに憤りますね。。。

でも、きっとこういう警告があって、
それを認識している有識者も大勢
いるはずなのに、原発のことなど
見ても、現代人が過去の過ちから
真剣に学んでいるとは到底
思えないのが歯痒いです。



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この記事のみを表示する「星の王子さま」サン=テグジュペリ/内藤あいさ訳

小説(ミステリ以外)

もう師走?!早すぎるーー!!
年度初めの目標を達成すべく
最後まで気を抜かずにいこう。。

さて「星の王子さま」を読了。先日
しくじり先生でオリラジあっちゃんが
この本について授業したのに感化
されての子供の頃以来の再読です。

内容情報(BOOKデータベースより)
砂漠に不時着した飛行士の前に
あらわれた、不思議な男の子。
彼は遠い星からやってきた王子さま
だった。「おとなしい羊を描いて」と
ねだる王子さまと語り、絆を創った
ふたりは大切な時間を過ごす。
しかし、やがて別れのときが…。
永遠の名作を、カラー挿絵とともに
原作の素顔を伝える新訳でおくる。

人それぞれどんな心理状態の時に
読むのかで受け取ることが異なりそう。
それはこの小さな物語の中で、多くの
真実が語られているからなんだと
思いました。だからきっと、人は何度
でもこの本に出会うんだと思います。

誰でも愛し愛されて心優しく生きて
いけたらそれが理想なんだろうけど、
お金や仕事や見栄や驕りで一番
大切な物を見失ってしまうんです
よね。大人になればなるほど、
単純で重要なことよりも、複雑
で不必要なものに振り回されて
しまうのかもしれません。

この寓話が名作として長く人々から
愛され読み続けられているのも納得
ですよね。挿絵の優しい色合いと
描線がこの本の世界観をさらに
温かいものにしてくれています。

終わり方はとてもさみしいです。
でも、絶対に誰もが避けて通れない
道なんですよね。さみしくて悲しくて
それでも過去に抱いた優しさや
幸せを胸に生きていかなきゃ
いけないのが人生なのでしょう。。




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この記事のみを表示する11月の読書振り返り

振り返り

11月の振り返りです。

実用・教養 1冊
ミステリ 8冊
小説(ミステリ以外) 1冊
絵本・漫画 2冊
合計 11冊

今月はかなり充実した読書ライフを
送れた感じがしています^^/

特に面白かったのは

「自薦THEどんでん返し」アンソロジー
「奇想、天を動かす」島田荘司
「花戦さ」鬼塚忠

の3冊ですかね。

実は最近読書の幅を拡げたいと思い
読書メーターも始めました。
色々便利な機能があってハマっています。
とはいえ、読書メーターではレビューの
文字制限もあるし、ブログではその日自分が
感じたことも日記的につづっているので、
相互リンクはせずにいこうと思っています。

最近読書は大切だなぁ、と改めて感じています。
美しい文章や、琴線に触れるような表現に
出会うと心が洗われるようだし、難しい謎に
コテンパンにやっつけられるのも日常では
味わえない感覚が楽しめるし、たまに真剣に
人生を救われることもあります。

また来月も、たくさんの素敵な本と
出会えますように☆ミ

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この記事のみを表示する「弥勒の掌」我孫子武丸

ミステリ


いよいよ年の瀬も迫ってきましたね。
お歳暮を用意したり、今年は喪中
なので、喪中ハガキを準備したり、
やはり色々とすることが多い。

我孫子武丸氏の「弥勒の掌」読了。
文集文庫の「これだけは外せない
ミステリーフェア」の中の一冊。
やっぱりこういう帯ついてると
買っちゃいますね。

妻を殺され汚職の疑いをかけられた
ベテラン刑事・蛯原と、妻が失踪して
途方に暮れる高校教師・辻。事件に
導かれるようにして出会った2人は、
やがてある宗教団体の関与を疑い
共に捜査を開始する。果たして結末は。

教師と刑事に起きた出来事を交互に
描きながら事件が真相に向かっていく。
探偵役はいない。謎解き部分での
驚きは確かにあるが、なんといっても
終わり方!えぇーーこんなことってあり?
とにかく、主人公の教師と刑事がまぁ
今風にいうとどちらもゲスで好感度が
著しく低く、誰にも感情移入できずに
あっけなく終わってしまった印象。
まぁ実際世の中いい人間ばかりじゃ
ないし、内側を覗けば私利私欲の
塊なんでしょうけど。

でもプロットもトリックも確かに本格。
そこが我孫子氏の読ませる上手さで
ありさすが職人技だなぁ、と感心
させられました。




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この記事のみを表示する「花戦さ」鬼塚忠

ミステリ

池坊の生け花を習い始めて8年目。
まだまだひよっこですが、日々お稽古と
心磨きに励んでいるつもりです。
来年は初代・池坊専好を描いた
映画「花戦さ」が公開予定で、今から
とっても楽しみですが、その前に
原作を読んでおこうと思い購入。

内容情報(BOOKデータベースより)
花の名手・池坊専好と茶の名人・
千利休は互いに認め合い深い友情で
結ばれている。ところが利休は豊臣
秀吉の命で非業の死を遂げた。
専好は花に救われ立ち直ったが、
周りの罪なき者たちが、またもや
秀吉のせいで命を落としていく。
怒りに震える専好は秀吉への
仇討ちを決意した。それも刃では
なく花を用いた方法で…。
美と誇りを守り通した男たち。
華道家元・池坊に伝わる史実を
もとに描かれた感動の物語。

池坊の精神が随所に散りばめられて
いて非常に読みごたえがありました。
史実として周知の部分は最低限に
まとめ、本作で重要になる信長、秀吉、
利家、三成、利休、そして専好の
人間関係が重点的に描かれています。
当時の京の町衆にとって池坊の花が
いかなる存在だったかにも胸を打たれ
ました。花戦さに向かう専好の覚悟。
それを支え理解し送り出す家族や
弟子や友人の気持ち。
涙腺崩壊でした。

終盤の大勝負で出てくる大砂物は
再現された作品を実際に以前の
花展で見たことがありますが、
見たことがない人でも池坊のHPで
見ることができますよ。

早くスクリーンで観たいです!



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この記事のみを表示する「悪と仮面のルール」中村文則

ミステリ

紅葉が美しい季節になってきましたね。
通勤途中の銀杏並木は、まるで黄金の
絨毯のようでほれぼれしてしまいます。

さて、中村文則氏「悪と仮面のルール」
を読了。氏の著書は初読みです。

内容情報(BOOKデータベースより)
邪の家系を断ちきり、少女を守るために。
少年は父の殺害を決意する。大人に
なった彼は、顔を変え、他人の身分を
手に入れて、再び動き出す。すべては
彼女の幸せだけを願って。同じ頃
街ではテロ組織による連続殺人事件が
発生していた。そして彼の前に過去の
事件を追う刑事が現れる。
本質的な悪、その連鎖とは。

ミステリというカテゴリらしいけど、
主人公の境遇が特殊なだけで
私には基本恋愛小説に思えた。
本質的な悪とか、戦争の真実とか、
どうして殺人はいけないのかとか、
本当に作者が伝えたい哲学は別に
あって、それについても読了後
考えるんだけど、主人公の切なさの
方が結果的には際立っていたかな。

愛する人を守るために殺人を犯す
しか方法が他にないとしたら、という
極限状態になった時、仮に殺人を
犯したら、犯した人間は「悪」なのか。

どんな理由にせよ、殺人を一度でも
犯してしまったら、人間の魂は
永遠に死んでしまうのか。

どちらも難問だけど、魂は確かに
死んでしまうのかもしれませんね。
致し方なかったとしても、人として、
人間として生きていくためには
超えてはならない一線と言うものが
確かにあるんだと思います。

過去の幸せな時間を濃密に描いて
いるからこそ、終盤の会話に胸が
熱くなるんだろうなぁ。涙が出ました。





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この記事のみを表示する「奇想、天を動かす」島田荘司

ミステリ

親知らず抜歯痕がようやく快方に
向かってきた。うーんかれこれ
半月以上、長かった。。。とほほ。
当たり前の日常を当たり前に
こなすことの大切さが身に染みて
分かりました。はい。

さて、島田荘司氏の吉敷シリーズ
「奇想、天を動かす」を読了。

浅草で浮浪者風の老人が、消費税
12円を請求されたことに腹を立て、
乾物屋の女店主を大勢の観衆前で
刺殺した。単純な事件と思われたが
裏に何かあると感じた吉敷刑事は、
ひとり捜査を開始。そしてついに
過去数十年に及ぶ巨大な犯罪の
構図を突き止めた。意欲的に
本格推理と社会派推理の融合を
試みた著者の傑作。

実は本シリーズは警察ものという
ことでこれまで食指が伸びず
これが初読み。今現在、社会派
ミステリがこれほどまで市民権を
得ているのも、この作品があった
からこそ、と思わせてくれる大作。

過去の戦争で日本が犯した大罪に
まで遡り一石を投じるとういう、
まさに社会派の警察モノなのだが、
本格らしい派手なトリックもあり
丁度いい塩梅で融合しているな、
という感じ。今回は犯人は最初から
はっきりしているので、真の動機と
過去の事件のトリック解明が主な
謎となっている。警察捜査の部分は
どうしても淡々としていて退屈に
なりがちだが、間に小説を挟んだりと
構成に工夫があって読みやすかった。

後半にかけてどんどん惹きこまれて
いき、全様解明部分へ向かっての
スピード感がたまりませんね。
文句なしで面白かったです。




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この記事のみを表示する「明智警部の事件簿5巻」天樹征丸/さとうふみや/佐藤友生

絵本・漫画


昨日に引き続き金田一少年シリーズの
スピンオフ「明智警部の事件簿5巻」
を読了。なんと完結巻ですって。

収録されているのは
「五里霧中の密告者2~3」
「正義の御名下に1~4」

「五里霧中~」は全巻からの続き。
犯人分かりやすかったー(笑)。

「正義の~」は刑事部長狙撃事件
なんですが、警察組織の闇と戦う
明智警部(と仲間たち)の話。
最後には警部から警視へ昇格し、
金田一少年の事件簿の本編
「雪夜叉殺人」での明智警視
初登場シーンへとつながっていく
という、なかなかファン心を
くすぐってくれる展開。

でも、ここでの明智警部と
金田一初期の明智警視とでは
キャラクターが違い過ぎて素直に
リンクしきれてない感が。
リアルタイムでずっと読んできた
私みたいなガチファンには
評価が分かれそうな終焉でした。

個人的には、こちらは完全なる
パラレルワールド的な位置づけに
してもらって、もうしばらくライトな
警察ミステリを読んでいたかった。




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この記事のみを表示する「金田一少年の事件簿R11巻」天樹征丸/さとうふみや

絵本・漫画


ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」
面白いですねぇ。普段ラブコメ的な
ものは観ないですが、がっきーの
かわいさでついつい観ちゃいます。

さて「金田一少年の事件簿R11巻」
を読了。前巻の事件から引き続いて
「白蛇蔵殺人事件3~最終話」です。

剣持警部の捜査協力でやってきた
山中の白蛇村。呪われた酒蔵
「白蛇酒造」で怪事件が発生。
山中の村、覆面の男、そして
連続殺人。果たして犯人は…

犯人当てクイズは正解!今回は
伏線が分かりやすかったかなぁ。
まぁなんといっても覆面の男
ですからねぇ。ここから責めて
いくのが正統的手段ですから。

トリックもとてもシンプル。漫画で
あることを存分に活かした構成も
楽しめた。最後のオチがちょっと
余計だったかなーなんて思うけど。

美雪ちゃんがそこそこの推理を
披露し、はじめちゃんがそれに
感心する、なんて場面が幾度か
あって、ちょっと新しい感じも。



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この記事のみを表示する「密室の鍵貸します」東川篤哉

ミステリ

2作続けて重めの堅めの本格が
続いたので、次はちょっと軽い感じの
本を、と思い手に取ったのが
東川篤哉氏のデビュー作品
「密室の鍵貸します」。

大学生・戸村流平の元彼女が背中を
刺され4階から突き落とされて
死亡した。そしてその夜、同じ屋根の
下にいた先輩も流平が気づかぬ間に
浴室で刺されて殺されていたのだ。
かくして、2件の殺人事件の容疑者と
なった流平が頼ったのは、元義兄の
鵜飼探偵。彼の助けを借りて、
無事に無実を証明し、真犯人を
見つけることができるだろうか。。

以前「私の嫌いな探偵」という
タイトルでTVドラマ化された
シリーズですね。鵜飼探偵は
玉木宏が演じていましたが、
原作とは若干イメージ違います。
玉木宏には御手洗潔という大役が
あるじゃないか!とまぁ関係ない
話はさておきまして…

東川さんの本はキャラクター設定が
まず抜群ですね。ユーモアミステリと
いうくくりがしっくりきますが、かといって
ミステリ部分がおざなりかと言えば
それはまったく違くって、ユーモアの
中にしっかりと伏線が紛れ込んでおり
謎解きのしがいもきちんと読者には
与えられています。そこら辺のさじ加減
というかセンスが秀逸な気がします。

トリックが絶妙に現実的かも、と
思わせるラインをついており、そして
犯行の綻びもまたありそうありそう!
と納得してしまう感じなんですよねぇ。
TVドラマ化したくなるのもうなづける
作品でした。でもやっぱり鵜飼探偵は
玉木さん(御手洗潔)以外でお願い
したいですね(笑)。




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この記事のみを表示する「黒いトランク」鮎川哲也

ミステリ

庭のミカンと柚子が今年も豊作。
年末に採ってジャムにするのが
恒例行事になっていて、家族も
楽しみにしていてくれているのが
何よりうれしい^^

さて、鮎川哲也氏のデビュー作
「黒いトランク」を読了。

汐留駅でトランク詰めの男の死体が
発見された。その後犯人と目された
荷物の送り主が溺死体で見つかり、
犯人自殺として事件は幕を下ろそうと
していた。しかし、その自殺した男の
妻でありかつて想いを寄せていた
女性からの依頼で再捜査に乗り出した
鬼貫警部は、この事件の裏で暗躍する
青ずくめの男の存在に気が付く。
果たして事件の真相とは…

時刻表(アリバイ)トリックのあるいわゆる
トラベルミステリーだが、トランクを使った
死体移動の謎も同時にかかっており、
複雑に仕上げられた謎が面白かった。
時代背景が及ぼす人間関係や思想、
男女の関係が現代とはだいぶ異なって
いて、それらが重要な要素になっていた。

登場人物が極端に少ないので「誰が」より
「どうやって」に焦点が置かれていた感じ。
捜査は刑事が可能性(仮定)をひとつずつ
地道に検証していくのを時系列で淡々と
描いており全体的に繊細で緻密な印象。
とんでん返し等の派手さを期待すると
物足りないかもしれませんね。





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この記事のみを表示する「ローマ帽子の秘密」エラリー・クイーン/訳 越前敏弥・青木創

ミステリ

先日抜歯をしたのだが、痛いのと
口臭がひどいのでかれこれ一週間。
そろそろ精神的に参ってきたぞ。。

さて、そんな中、エラリー・クイーンの
「ローマ帽子の秘密」を読了。
国名シリーズの第一弾。

観客でごったがえすブロードウェイの
ローマ劇場で、劇の上映中にNYきっての
悪徳弁護士が毒殺された。警視とその
息子で名探偵の2人のクイーンが
事件に挑む。現場から消えた帽子の
謎が明らかになる時、事件も解明される。
新訳を手掛けたのは、ダン・ブラウン氏の
ラングドン教授シリーズの翻訳で有名な
越前敏弥氏。

実は買ってから読了まで一年以上かかって
しまいました。翻訳が越前先生だったのもあり
ワクワクして開いたのですが、とにかく
登場人物が多く、なおかつ英語名なので
入ってこない(笑)呼び方もラストネーム
だったりファーストネームだったりで頻繁に
登場人物一覧を見なくちゃいけなくて、
私の頭悪くなったのかもってくらい
疲れてしまいました。とほほ。。

構成は至ってシンプル。事件発生に始まり
警察捜査の細やかなところを順立てていく
のだが、まぁ私にはちょっと退屈だったかな。
そのせいもありかなりのんびり感じましたが、
解説編間際から終盤にかけてはテンポも良く、
謎解きの部分はさすが本格の中の本格という
趣で、読了感は結果良かったです。

でも第二段は…読む気にならないかなぁ。
なんだろう、この作品が楽しめないなんて
本格ミステリ好きを名乗ってはいけないような
罪悪感があるのですが、とにかく私には
少なくともこの訳は合わなかった…残念!





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この記事のみを表示する「自薦THEどんでん返し」アンソロジー

ミステリ


すっかり冬の気候になってきた。
もうそろそろ暖房器具の準備を
しないとなぁ。寒い寒い。

さて、ミステリアンソロジーの
「自薦THEどんでん返し」を読了。

・再生(綾辻行人)
・書く機械(有栖川有栖)
・アリバイ・ジ・アンビバレンス(西澤保彦)
・蝶番の問題(貫井徳郎)
・カニバリズム小論(法月綸太郎)
・藤枝邸の完全なる密室(東川篤哉)

勝手にすべてミステリだと思って
購入したが、ジャンルで言えば
ホラーやブラックユーモアなども
含まれていた。もちろんミステリも
あって、作中作、クローズドサークル、
密室、倒叙、アリバイなど、短編にも
関わらず様々なジャンルがちゃんと
詰め込まれていて非常に面白かった。

でも「カニバリズム小論(法月綸太郎)」
だけはどうにもグロテスクでちょっと
拒絶反応が…テーマがテーマだけに
読了感がすこぶる悪かったです。
それ以外は全部面白かったので
買いだったなとは思いますが。

「アリバイ・ジ・アンビバレンス(西澤保彦)」は
動機の意外性がすごく面白かったです。
この方の本は購入したことがなく嬉しい
出会いでした。これがアンソロジーの
醍醐味ですね。



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この記事のみを表示する「4ページミステリー」蒼井上鷹

ミステリ

昨日親知らずを抜いた。麻酔の
切れが悪かったり、まだ抜いた
ところが違和感たっぷりだけど、
大きな宿題が片付いたようで
なんとなくホッとしている。

さて、夫の本棚から蒼井上鷹氏の
「4ページミステリー」を読了。
60のショートショートが一冊に。

いくつか面白い話もあったが
いかんせん各話が短すぎて
考えたり話に入り込んだりする
余地がなくて、読了までに逆に
時間がかかってしまった。

そしてあまりに話が多いので、
どれも記憶に残っていない…
これだけ量産するのはすごいけど
それってかなり残念だよね。





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この記事のみを表示する10月の読書振り返り

振り返り


10月の振り返りです。

実用・教養 1冊
ミステリ 6冊
小説(ミステリ以外) 1冊
絵本・漫画 0冊
洋書 0冊

今月はほぼミステリ一色でした!
特に面白かったのは有栖川有栖氏の
「乱鴉の島」と連城三紀彦氏の
「夜よ鼠たちのために」ですかね。

実用書では、レビューはあげていませんが
先月の簿記3級の勉強に次いで、今は
建築業経理事務士3級のテキストを
勉強中です。そちらの終了にはまだ少し
時間がかかりそうなので、来月にでも
書けたらいいなと思っています。

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この記事のみを表示する「夜よ鼠たちのために」連城三紀彦

ミステリ

相棒15が始まりましたねぇ。
初回スペシャルのできがひどく、
第二話も微妙でしたが、ようやく
第三話から少し持ち直したかな?
とにかく今後に不安しかない
今日この頃ですが^^;

さて、連城三紀彦氏の短編集
「夜よ鼠たちのために」を読了。

二つの顔
過去からの声
化石の鍵
奇妙な依頼
夜よ鼠たちのために
二重生活
代役
ベイ・シティに死す
ひらかれた闇

どの作品も男女間の愛憎を繊細に
描いており、そこにさりげなく伏線や
謎を折りこませている。なにげなく
読んでいると、ある時いきなり状況が
一変するという所謂叙述トリックものが
多く、そのさりげなさがあまりに自然
だったので漏れなく騙される仕組み(笑)。

30年以上も前に書かれているとは
信じられないですね。むしろ、もう
古典ミステリの領域に入ってきていて
ある種ホームズを読んでいるような
感覚に陥りました。科学捜査が発達した
現在が舞台だと本格ミステリを書くにも
おぜん立てが必要だけど、この頃は
まだこういうミステリがもっと自然に
書ける時代だったんじゃないかなーと。

変に指紋が、履歴が、防犯カメラが…と
逃げ場がない現代よりも、のびのびと
トリックをちりばめられた時代を羨ましく
思いながら読了しました。

特に表題作の秀逸さには脱帽です。




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この記事のみを表示する「月光ゲーム Yの悲劇’88」有栖川有栖

ミステリ

めっきり寒くなってきましたねぇ。
体調崩さないよう、お気を付けください。

さて、有栖川有栖先生のデビュー作
「月光ゲーム Yの悲劇’88」を読了。
江神&学生アリスシリーズ第1作。

夏合宿で矢吹山のキャンプ場へきた
英都大学推理小説研究会メンバー
江神部長や有栖川有栖らの一行。
他大学のグループとの出会いもあり
和気藹々と過ごしていたのも束の間、
矢吹山が噴火しキャンプ場は一変
陸の孤島と化した。極限状況の中
ついには連続殺人まで起き…現場に
遺されたyの意味するものは?

まさにデビュー作!といった感じで
とても瑞々しい作品で楽しめた。
クローズドサークル、ダイイング
メッセージ、読者への挑戦状。
登場人物がかなり多いので犯人の
目星がかなりつけづらかった。
トリックは大がかりというよりも
機転を利かせてちょこちょこって
感じなので、かなり難しかった。
学生アリスなので恋愛要素も
ちょっとあったりして、青春小説の
側面もあるのが火村&作家アリス
との大きな違い。ちょっとほろ苦くて
甘酸っぱい感じが良かった^^

本シリーズも読破予定!



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この記事のみを表示する「妃は船を沈める」有栖川有栖

ミステリ


最近、寝る前に瞑想をしている。
10分くらいのリラクゼーション効果が
ある音楽を聴きながら。良く寝れるし
朝も6時台に自然と目が覚めるように
なってなんとなく調子がいい。

火村&アリスシリーズの長編
「妃は船を沈める」を読了。

3つの願いを叶えてくれる猿の手の
ミイラを所有する裕福な妃沙子は、
若い男たちに囲まれながら暮らし、
彼らから「妃」と呼ばれ慕われていた。
しかし、友人の夫が車ごと海に転落
したり、取り巻きの1人が射殺されたりと
不幸な事件が身近で次々に起きる。
火村はこの謎を解き明かせるのか…

第一部:猿の左手
幕間
第二部:残酷な揺り籠

元々連載用に書いた「猿の左手」と
いう中編があり、その2年後に同じ
出版社から中編の依頼を受けた時に
「猿の左手」の続編を思いついて
書いたのが「残酷な揺り籠」とのこと。

そういう経緯とタイトルへの思いが
はしがきとして書かれている。
内容は、火村シリーズらしい面白さを
十分に楽しめる。人間の底無き
欲望がじわりじわりと暴かれていく
行程と、犯人に対峙する火村の
冷静さに息をするのも忘れてしまう程
読みいってしまった。お勧めです。

さて、これで今現在文庫化されている
火村&アリスシリーズはコンプリート
したことになります^^達成感。





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この記事のみを表示する「白い家の殺人」歌野晶午

ミステリ


先日、距離を置いていた友人と
ようやくLINE復活した。あまりに
自分の心を頑なにしてしまうのも
良くないし、かといって時期尚早に
連絡をしても良い結果を招かない
だろう、と思っていたが、まぁまぁ
程よい時期に連絡できたかな。
会うまでにあと1か月ほどあるので
もう少し気持ちの整理をしていきたい。

さて、歌野晶午氏「白い家の殺人」を
読了。著者の第2作目。長編ミステリ。

冬の雪降る別荘で、その家の令嬢が
密室の中逆さ吊り死体で発見された。
その場に居合わせた令嬢の家庭教師が
知り合いの青年探偵・信濃譲二を呼び
事件の解決を依頼するが、そんな中
第2、第3の事件が起きてしまい…
果たして事件の裏に隠された真相とは。
前作「長い家の殺人」に続く信濃譲二
シリーズの第二弾。

歌野氏の本は3冊目。いつも感じる
ことなのだが、どうにも既視感が
拭えないだよねぇ。特に島田荘司氏を
読んでいる読者ならきっと同じ感想に
なるんじゃないかと。そしてどれもが
島田氏に遠く及ばない…という印象。
とにかく歌野氏は島田作品が大好き
なんだろうなぁーとは思う。

今回もトリックや構成など、本格の
セオリーをしっかりと体現しているが
ちょっとアンフェアな部分もあった。
それと、やはり人物の描き方に
物足りなさを感じてしまった。

もう25年以上前の作品だし、著者の
第2作ということを考慮すれば
多少の物足りなさには目をつむるが
いいのかもしれないが、正直ミステリを
たくさん読んだ人に今お勧めできる
作品ではないと思ってしまった。




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この記事のみを表示する「乱鴉の島」有栖川有栖

ミステリ

来年の手帳商戦が始まりましたね。
私は、今年と同じ高橋手帳の
マンスリーを早々と購入しました。
結構使い勝手がいいので2年目です。

有栖川有栖氏の「乱鴉の島」読了。
火村&アリスシリーズの長編。

臨床犯罪学者の火村と、友人で
推理小説作家のアリスは、手違いで
目的地と違う島に来てしまった。
人気もなく無数の鴉が舞い飛ぶ
その島で、2人は高名な老詩人と
彼の別荘に集まっていた客人達に
出会い、一緒に孤島で数日を過ごす
こととなる。秘密を持って集ったらしい
彼らに不穏な空気を感じつつ、
よそ者として遠慮しながら迎えの船が
来るまでを過ごそうとしていた矢先、
別荘の管理人の他殺体が発見され、
やがて連続殺人へと発展していく。
警察もいない孤島で、果たして火村は
真相にたどり着くことができるのか。

いやー久々の火村&アリスシリーズ、
久々の長編、面白かった!
まず舞台が孤島というところが
文句なしにいい。事件が起きるのは
3分の1を過ぎたあたりと助走が
かなり長く、人物相関や舞台設定の
説明にページを多く割いているが
飽きることなく読み進められる。

事件の方も、やたらたくさん死ぬ
わけでもなく、派手ではないのは
いつも通り、謎解きの鮮やかさも
顕在で、ファンなら間違いなく
楽しめる安心の一冊だと思う。





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この記事のみを表示する「坊っちゃん」夏目漱石

小説(ミステリ以外)


今月はPMS(月経前症候群)がひどい。
生きているのがしんどい。はぁ。。
早く終わらないかなー。

新潮文庫の改版「坊っちゃん」を読了。
言わずと知れた名作中の名作なので
私なんぞが今更レビューするのも
あれなんですが、一応読んだので。

学校を卒業した坊っちゃんは、
物理学校を卒業してすぐ、四国の
中学校に数学教師として赴任。
正義感溢れる坊っちゃんは、
偽善的な教師たち、愚劣な生徒たち
相手に彼自身の正義を貫き、やがて
その行動が大騒動へと発展していく。
最後に彼がたどり着いた結論は。

幼少から家の手伝いをしている婆や・清と
赴任先の教師や生徒たちとの対比が
分かりやすく描かれていて面白かった。
文体は古いので多少の読みづらさは
あるが、正義感の強い新任教師が
腐敗した学校に一石を投じる姿などは
現在の学園ドラマと変わりないが、
作為的に感動話として盛り上げていない
ところが素晴らしいですね。

今年の正月に、嵐の二宮君主演で
坊っちゃんがドラマ化されていたが、
原作の世界観を保ちつつ映像化
されていたので、結構面白かった。
基本、感動の押し売りは嫌いだが、
二宮君の坊っちゃんは非常に
飄々としていて丁度いい塩梅だった。

それにしても、この装丁、かわいい。





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この記事のみを表示する「遺譜 浅見光彦最後の事件」内田康夫

ミステリ

日が短くなってきましたね。
暑い日があるとはいえ、
風も爽やかでやっぱり季節は
秋なんだなぁ。

「遺譜 浅見光彦最後の事件」を
読了。ご存じ浅見光彦シリーズ。

光彦の元に、光彦34歳誕生日会の
招待状が届いた。何も聞かされて
いなかった光彦だったが、初恋の
女性も参加すると知り自分も参加を決意。
その直前、誕生会の発起人代表である
本沢千恵子からドイツ人ヴァイオリニスト
アリシアのボディガードを頼まれる。
なんでもアリシアは、訪日前に祖母から
ある楽譜を「インヴェ」という人物から
返してもらうよう言付かっているという。
任を受け、行動を開始した矢先、
次々と光彦の身辺で事件が勃発し…
第二次世界大戦の裏に隠された
歴史ミステリーに光彦が挑む。

最後の事件というだけあって
スケールが大きかった。光彦は
東京、軽井沢、神戸はもとより
遠くドイツ、オーストリアにまで
足を運ぶ。楽譜をめぐる謎と
光彦の今後の人生の方向性を
描いているので、このボリュームに
なるのは必然だったのだろう。

これまで光彦と関わった女性が
数多く登場し、私はその全部を
知っているわけではないので、
そこらへんは熱狂的なファンとは
温度差があるのかなぁー(笑)。

まぁ、ちょっと長かった。。
途中息切れしちゃいました。






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この記事のみを表示する9月の読書振り返り

振り返り

9月の読書振り返りを。

実用・教養 4冊
ミステリ 4冊
小説(ミステリ以外) 0冊
絵本・漫画 0冊
洋書 0冊

今月は簿記の勉強で読書の
ペースががくんと落ちました。
今読み途中の本も上下巻と
ぼりゅーみーなので、レビュー
アップまでにはまだ時間が
かかりそうだわー。

来月もこんな調子かもしれない(笑)。

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この記事のみを表示する「幸福論」アラン/訳・串田孫一、中村雄二郎

実用・教養

家族が病んでいる。
こんな時は、私が明るく前向きにって
頑張るんだけど、一番辛いのは当人
だって理解はしていんだけど、
八つ当たりされるとどうにも心が
折れてしまいそうで…

元気な人間にだって感情がある。
だけど、それを今の当人に言うのは
やっぱり酷だよね。でも、私が
疲れ切っている時にも、明るく
笑顔でいて欲しいと思われても
望みどおりの私を演じる意志が
私にはまだ持てない。

もう、とにかく、私だってしんどい!
だけど、確かに私まで暗くなっても
何もいい事なんて起きないよね。
だったら、少しでもいい事が起きる
可能性がある行動をする方が
いいに決まってる。

ということで、とにかく前向きになれる
「幸福論」を再読しまくっている。
今の私に効く言葉がこれ。

悲観主義は気分のものであり、
楽観主義は意志のものである。


「意志」という言葉は、成し遂げようと
する心という意味。だから、私たちは
元気に幸せな毎日を必ず過ごすんだ、
そういう人生を成し遂げるんだ、という
心を強く持ち、その為に私がとるべき
態度は楽観的であるべきだと思っている。

ちなみに前回の読書日記はこちら→




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ジャンル:本・雑誌

この記事のみを表示する「その女アレックス」ピエール・ルメートル/橘明美・訳

ミステリ

最近、家の片づけを熱心にやっている。
夫が片付け苦手&買い物好き
(コレクター体質)なもので、私が
気を抜くとすぐに家にモノが溢れる^^;

さて、少し前に話題になった
「その女アレックス」を読了。
色々な賞を取ってるみたいだし
ちょうど気分を変えたかったので
普段読まない系に手を出してみた。

ある女性が誘拐され監禁される。
全裸で檻に幽閉され、次第に
衰弱していく女性。一方その事件を
捜査するのは、過去に妻を誘拐で
亡くしている刑事。やげて事件は
思わぬ方向に転がっていき…
最後に驚きの結末が。

ネタバレしないがモットーなので
こういう作品はレビューが書きにくい。
ただ、帯や裏表紙で、勘のいい読者は
ある程度展開が予想できてしまう(笑)。
内容についてはあまり多くは語らないが、
読了後の印象としては、とにかく暗い。
そして、描写がなかなかにエグイ。
さらに絶賛されているプロットについて
言えば、正直本格ミステリを普段から
読んでいれば、目新しくはない。

プロットがすごいといわれているけど、
これは事件そのものを楽しむミステリ
というよりも、過去に傷を持った刑事の
再生の物語だったような気がする。
そういう意味では、彼の心理描写は
それなりに描かれており、読了後には
ある種の爽快感があったと思う。

まぁなんにせよ、人間ってたまーに
こういうグロイ作品を読みたくなる
もんだよね。不思議だけど。
そういう気分がやってきた時には
読んでみてもいいかもしれない。





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この記事のみを表示する「北の街物語」内田康夫

ミステリ


今日から初・北海道新幹線で
函館にいってまいります。
美味しい物たくさん食べるぞー!

さて、内田康夫氏「北の街物語」を
読了。ご存じ、浅見光彦シリーズ。

フリールポライター兼名探偵の
浅見光彦が住む北区周辺で起きた
「妖精像」の盗難の捜索依頼を
された光彦。時期を同じくして、
荒川河川敷で発見された絞殺死体。
一見、何の繋がりもない2つの事件
だったが、四桁の数字という共通点を
見つけた光彦は、次第に真相に
迫っていく。果たして真相は…

実は舞台になった地域の近くに
住んでいるため、知っているお店や
地名がたくさんでてきていて
それだけでもう楽しかった(笑)。
事件の方は、妖精像の捜索が
メインとなっており、殺人事件は
あくまで付随した事件という
位置づけ。そのため、重い展開に
ならなくて全体的に軽快な作品に
なっており読みやすいかな。

これ、TVドラマでぜひ観たいけど、
コンテンツとしては少し弱いのかな?
うーん、地元民としては観たいなぁ。





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この記事のみを表示する「長い廊下がある家」有栖川有栖

ミステリ

あせもが痒い(>_<)肩甲骨あたりに
できたのだが、痒くて熟睡できない
日が続いている。早く治れーー

さて、有栖川有栖氏の
「長い廊下がある家」読了。
短編4話収録の短編集。

長い廊下がある家
限界集落を調べていた学生が
道に迷い山奥の廃村に辿り着いた。
そこで彼は、地下に別の家と繋がる
長いトンネルがある「幽霊の出る家」を
取材する3人の男女と出会い一夜を
共にすることになった。しかしその晩
不可能とも思える状況で、トンネルで
死体が発見される。果たして犯人は…
トリックの難易度はそれほど高くない。

雪と金婚式
ある雪の夜、金婚式を迎えた夫婦が
住む家の離れで妻の義弟が殺された。
容疑者が2人いるが、離れの周囲に
ついた雪の上の足跡が容疑者たちの
アリバイを証明してしまい、捜査は
難航する。そんな中、夫が「犯人が
分かった」という言葉を残したまま
不慮の事故で記憶喪失に。警察も
解けなかった謎をどうして夫だけが
解けたのか…。

天空の眼
隣人の女性からある心霊写真に
まつわる相談を持ちかけられた
アリス。時をほぼ同じくして発生した
殺人事件。一見何の関係もなさそうな
2つの事が、やがて1つに繋がって…。
珍しくアリスが事件解決の糸口を
見つける。そして火村は出番なし。

ロジカル・デスゲーム
火村がある男の罠にかかり、不運にも
死を賭けたゲームに強制参加させれる。
この絶体絶命のピンチを、どうやって
切り抜けるのか…。有名な数学の
問題を題材にした、異色でスリルに
溢れた作品。火村さん、かっこいい。

とても個性豊かな作品集だった。
最初の2作はザ・本格ミステリだが、
「天空の眼」は珍しくアリスが主役で
しかも実際に事件解決の一助となるし
「ロジカル・デスゲーム」では火村の
ピンチをすり抜ける機転と頭の良さが
堪能できる。最後まで飽きさせない
構成はさすがですねぇ。




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